冷蔵庫の処分方法とは

買い替えや引越しで不要になった冷蔵庫の処分をする際には特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)で定められた正しい方法で処分する必要があります。 「単純に粗大ごみシールを貼ってごみ捨て場に置いておけばいいんじゃないの？」と、このように思いがちな人も多いようですが、これをしてしまうと違法となり刑事罰を受ける対象となってしまいます。

 

 

それでは冷蔵庫の処分の仕方としてはどのようなものがあるのでしょうか？ これは冷蔵庫に限らず特定家庭用機器とされているテレビ、エアコン、洗濯機に関しても同じことが言えます。 もし、新しく買い替える場合であれば、購入した店に収集義務があるためリサイクル料金＋運搬料金で処分することが可能です。

 

 

冷蔵庫だけ処分したいのであれば、処分方法としては4通りあります。

 

1つ目は購入した店に引き取ってもらう方法です。購入した店にも収集義務があるためリサイクル料金＋運搬料金で処分することができます。

 

2つ目は市町村に問い合わせるという方法です。購入した電器店がわからなくなった場合や、購入した電器店に依頼するのが地理的に困難な場合は市町村の担当部署に問い合わせることで処分方法を教えてくれるでしょう。

 

3つ目は指定の取引場所に直接搬入する方法です。この場合、自分の車等で運べば運搬料金がかからないので節約して処分することができます。しかし、車を持っていない方や冷蔵庫が大きくて車に入らないなどであれば運搬してくれる業者に頼むことになるので結局運搬料金が発生します。

 

4つ目は売るという方法です。リサイクルショップやネットオークションで販売をするという方法なので、うまく買い取ってもらえれば他の方法のようにお金を払うどころかもらうことができます。 また、冷蔵庫を回収してもらう際には「一般廃棄物処理業」の許可を持つ業者に依頼しましょう。

 

最近では無許可業者が回収した廃家電がその後、不法投棄されるという問題も起きています。 最近では少なくなりましたが、昔の冷蔵庫だと冷媒と断熱材発泡剤にフロンが使われている場合があります。この場合、フロンはオゾン層を破壊する原因にもなるため家電リサイクルプラントで正しく回収してもらう必要があります。

 

 

リサイクル料金は冷蔵庫だと170リットル以下で3672円から、170リットル以上で4644円からである場合が多いです。リサイクル料金はメーカーごとに違うのであくまでこの数字は参考程度にしてくださいね。 冷蔵庫を処分する際にはこれらのことを頭に入れて正しい方法で処分するようにしましょう。