2019.08.04
【ご存知ですか?】不用品回収業者が解説する、家電リサイクル法!
「電子レンジ、壊れちゃった」
「新しいエアコンを買ったので、古い方のエアコンを捨てたい」
「家電製品の処分する方法がわからない」
こういったお悩みを持っていらっしゃいませんか?
家電製品はとても大きく、重いものが多いです。
そのため、処分方法にきちんとしたルール、家電リサイクル法が設けられました。
そこで今回は、家電リサイクル法と家電製品の処分方法について解説します。
□家電リサイクル法とは?
家電リサイクル法とは、「特定家庭用機器再商品化法」の通称です。
内容は「エアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機、その他家電製品を処分するときの処分先を指定する」です。
この家電サイクル法によって、消費者は小売業者へ家電製品を引き取ってもらい、小売業者は受け取った家電製品を製造業者へ引き渡し、受け取った製造業者はリサイクルする流れができました。
□家電リサイクル法の歴史
家電リサイクル法は、1998年5月に法律が成立し、翌月の6月に公布されました。
その後、2001年4月1日に施行されました。
2004年4月1日に、冷凍庫が追加されました。
2009年4月1日に、衣類乾燥機が追加されるだけでなく、家電リサイクル法の対象のテレビが大きく変わりました。
具体的には、ブラウン管式テレビ、プラズマ式テレビは対象で、液晶式テレビは電源として一次電池または蓄電池を使用せず、建築物に組み込めるものを除いたものが対象です。
□なぜ家電リサイクル法をつくったの?
従来は、家電製品も粗大ゴミとして出していました。
当時は家電製品には有用な金属や資源があるにも関わらず、ほとんどがそのまま捨てられました。
しかし、家電製品は大きくて重く、また埋め立てる場所がたくさん占めるため、粗大ゴミとして回収するのは難しくなりました。
ここには、埋め立てる量を少なくする、有用な資源を再利用する、まだ使えそうな家電製品は欲しいと思う方に届ける意図がありました。
これによって、昔のように不法投棄はもちろんのこと、粗大ゴミとして廃棄したり、ゴミ捨て場から持ち帰ると罰則を受けたりするように変わりました。
□家電製品の処分方法
家電製品の主な処分方法は以下の3通りです。
*処分する家電製品を購入したお店に引き取ってもらう
ネットで購入した場合、この方法は使えません。
*新しく家電製品を購入するお店に引き取ってもらう
持ち運びが大変ですが、一番思いつきやすい方法です。
*欲しがっている知り合いに譲る
とても感謝されますが、前提条件として使える状態でないといけません。
こちらも持ち運びは大変です。
*ネットで販売
お金に変えられますが、使える状態であること、梱包作業が大変なこと、トラブルが起きやすいことに注意しましょう。
*不用品回収業者に回収してもらう
かかる費用は高めですが、時間の都合に合わせやすく、気軽に処分しやすいです。
□まとめ
今回は、家電リサイクル法と家電製品の処分方法について解説しました。
今では家電製品の処分方法をきちんと知っておかなければ、罰則される恐れがあります。
ぜひ、正しい処分方法の中でみなさんに合った選択肢を選んでください。