不用品回収と遺品整理は異なるもの？両者の違いについて解説

「不用品回収と遺品整理ってよく聞く言葉だな。」
「2つはどちらも同じものなのだろうか？」
似たような話題の中で、この二つの用語を耳にしたという方もいらっしゃるかもしれません。
どのようなものなのかということを知っていないと区別がつかないですよね。
そこで今回は、不用品回収と遺品整理にどのような違いがあるのかについてご紹介します。

 

 

□不用品回収と遺品整理の違いについて

 

＊行う内容の違いは？

 

行う内容が大きく異なります。
不用品回収というのは、使えなくなったものを廃棄する作業を業者が代行することです。
普通のごみであれば、家庭廃棄物として処分できますが、大きいものになると難しいですよね。
そういったものがあまりにも溜まると家の中も散らかってしまいます。
そこでまとめて処分を依頼するのが不用品回収です。
一方で、遺品整理はものを回収するというよりは整理することに重点を置いています。
亡くなられた方の部屋にあるものを仕分けして、手元に残すものと処分するものに分別するのです。
もちろん、処分の過程で回収することもあるかもしれませんが、基本的には部屋を片付ける作業の代行となります。

 

＊どんな場面で依頼するのか

 

両者を比べたうえで、大きく異なる点は、依頼する場面です。
遺品整理というのは、一般的にどなたかが亡くなった場合に行われるものです。
基本的に遺品は親族が行うものですが、最近は遠方に住んでいるということも多いですよね。
お仕事のこともありますので、土日にわざわざ出かけて作業するのは大変ですし、いつまでかかっても終わりません。
賃貸物件であれば更新のタイミングもありますので、誰もいない状態で支払い続けるといった状態は避けたいところです。
そういったときに業者に依頼することで大きなメリットが得られます。
費用はかかりますが、何度も往復して作業をしなければならないという手間を削減することにつながります。
一方で不用品回収というのは、誰かが亡くなった場合とは限りません。
たとえば、引っ越しで手放すものが生じたときや、使えないものが多くある時にも利用できます。
特定のタイミングというよりは、手放したいものがあるときに行うのが不用品回収です。

 

 

□まとめ

 

今回は、不用品回収と遺品整理にどのような違いがあるのかについてご紹介しました。
内容についても、依頼する場面についても大きく異なるものです。
どのような状況なのかによって依頼先を決定することをおすすめいたします。