換気扇のお掃除の仕方

汚れやすいのになかなか掃除しない場所の代表格とも言えるのが、台所にある換気扇です。
毎日の料理で油汚れがベッタリとくっつき、そう簡単には素人には掃除できないように思えますが、意外と自分でできる範囲もあるので知っておくと便利です。

 

最近の台所では、レンジフードの中に換気扇が収められていることがほとんどです。
換気扇が露出しているタイプと比べて手間がかかるためなかなか掃除に踏み切れませんが、内部では日々着々と油汚れやホコリが付着し続けています。
換気扇がちゃんと回っていれば別に汚れていても構わないのではと思っている人も多いですが、実は換気扇の汚れは放っておくと機能が低下し電気代もかさむことになるのです。

 

 
しかも汚れがひどくなると、料理中に熱せられて溶けた汚れがポタポタと料理の中に落ちてくるという不気味な事態もあり得ます。
そうならないためにも、1年に1回は自分で換気扇の掃除を行うようにしましょう。

 

 

 

換気扇の掃除は意外と簡単で、レンジフード部分に取り外し方や掃除のやり方が記載されていることも多いので確認してみましょう。
換気扇専用のお掃除グッズなども売られていますが、わざわざお金をかけて購入しなくても重曹があれば十分綺麗にすることができます。
キッチンの換気扇の油汚れには熱湯に溶かした重曹が便利なので、料理用ではなく掃除用の重曹を準備しておくようにしましょう。

 

 
分解した換気扇をキッチンに置いて、熱い重曹をゆっくりとかけてしばらく放置します。
重曹は熱いお湯に溶けると炭酸ソーダという強力な洗浄成分へと変化し、ギトギトになった油汚れもみるみる落としていってくれます。
10分程度浸けおきしておくとより効果が高く、その後はサッと雑巾などで拭えばすぐに掃除完了です。

 

 
炭酸ソーダは非常に刺激が強いので、掃除する際には素手では行わず、かならずゴム手袋などを付けておきましょう。
また、できるだけお湯の温度を高く保っていた方が効果的なので、真冬に掃除するよりも夏場の方が意外と綺麗に落ちます。

台所の換気扇やレンジフードはこのように簡単に綺麗にすることができますが、浴室の換気扇は複雑なので個人でするには少し難しいかもしれないです。
下手に手を出すと危険なので、汚れが気になる場合は無理をせずに清掃業者に依頼したほうが安心です。
浴室の清掃を依頼すれば換気扇も一緒にやってもらえるので、ついでに浴室まるごと綺麗にしてしまうと良いでしょう。