ゴミ屋敷はなぜ起こるのか？原因を解剖

ゴミ屋敷になってしまう原因というのはいくつかあり、一つの要因からゴミ屋敷になることもあれば複数の要因が重なり合ってゴミ屋敷が出来上がることもあります。

まず、ゴミ屋敷になってしまう大きな原因のひとつとしては、勿体無い精神があります。

日本人の国民性から使えるもの価値がある物を処分してしまうのは勿体無いという概念があり、それが行き過ぎてしまうとゴミ屋敷につながってしまうことになります。

使うものや価値のある物を処分してしまうのはたしかに勿体無いものですが、使わないものや価値の無いものというのはゴミでしかありませんから、ゴミを勿体無いと残しているとそれがいつしかゴミ屋敷になってしまうということになります。

次に孤独という心理的ストレスがゴミ屋敷につながることもあり、周りに接してくれる人がいないことから、せめて物に囲まれて寂しさを癒そうという気持ちになってしまうことがあります。

本人が自覚していることもあれば、無意識のうちに物で孤独を紛らわせようとすることもあり、どちらにしても孤独からゴミ屋敷につながるということは珍しいものではありません。

人とのコミュニケーションを嫌う人が暮らしているとこれもゴミ屋敷になりやすい要因のひとつであり、人と交流をしなければゴミ屋敷になっていく過程を注意してくれる人もいなければ、不要なものを処分してくれる人もいないことになるので、ゴミ屋敷になりやすい性格をしていた場合途中で食い止めることができなくなってしまうことがあります。

本人が物を捨てることができない性格であったとしても、周りに適切に不用品の取捨選択をすることができ強引にでもゴミを処分することができますが、本人が人とのコミュニケーションを嫌うタイプで一切人を寄せ付けないとなると片付けてくれる人がいないので、元々ゴミ屋敷化しやすい性格の持ち主の場合にはゴミ屋敷になっていくということは多いものです。

このようなタイプの人はコミュニケーションを嫌いながらも孤独という心理的ストレスを感じたりすることも多いため、余計に身の回りを物で溢れかえしてしまうということがあるだけにゴミ屋敷になってしまう原因が多く詰まっているといえます。

どのような理由でゴミ屋敷になってしまうのかというのは人それぞれ異なりますが、原因としてはこのような物が考えられますから、ゴミ屋敷になりそうな時あるいはそのような人がいるときには、これらの原因がないかチェックしてみるのが良いでしょう。