不用品回収の基本知識～行政と業者の違いって？～

家に不用品があるのでなんとかしたい、そんな時にまず浮かぶのは行政の粗大ゴミ回収ではないでしょうか。ただ、近年不用品回収業者の需要が高まっており、チラシなどでそういった業者の存在を見たことがある人も増えていると思います。では、実際この二つはどこに違いがあるのでしょうか。

 

 

まず、行政のゴミ回収ですが、こちらは燃えるゴミや資源ごみなど、日々誰もがお世話になっています。そのため、粗大ゴミについても当然こちらに依頼するのが普通なのかなと思ってしまう人が多いのですが、実は行政は融通が利かないというデメリットがあります。

 

 

多くの自治体では粗大ごみ回収は混みあっているので、申し込みをしても実際に回収できるのは一週間や十日以上先の日にちとなり、指定のその日の朝に出さなければなりません。また、事前に回収費用を券を購入という形で支払っておかなければならず、わざわざ券を販売している店まで出向いて準備をしなければいけません。

 

 

そして、回収の日には戸建てならば家の前、マンションならば共用のゴミ出しスペースなど指定された場所まで粗大ゴミを運搬しなければなりません。家具や大型家電を粗大ゴミに出す場合、これが最も大きな手間となります。昨今では高齢者の世帯も増えていて、大きな家具や家電を家の外にまで運び出す労力が無いという人も少なくありませんが、行政の場合は指定のゴミ捨て場に出してあるものしか回収してくれず、家の中から運び出してもらうことは不可能です。

 

 

しかし、不用品回収業者の場合は融通が利きます。業者は自宅内まで来てくれるので、不用品の搬出を家の中からしてもらうことができ、大型家具でも手間なく手放すことができます。また、行政の場合は一度に回収してくれる粗大ごみの数には限度があり、数が多い場合には回収日を複数に分けなければなりませんが、業者は一度で全て回収可能です。

 

 

また、業者は粗大ゴミ以外も回収可能なので、粗大ゴミと一緒に一般ごみも回収することができます。例えば不要になった衣服類など、一般ごみで出す場合には行政のゴミ回収は袋に入れて、指定の形状でないと回収してくれませんが、業者は袋詰めされてなくても回収可なので、一日で効率よく不用品を全て回収してもらうことができます。

 

 

このように業者の場合は不用品の量が多くても一日で回収することができ、自分の都合の良い日を指定して依頼することができます。また、効率的に手間なく回収できる点が行政との大きな違いです。