2016.06.09
「デジタル遺品」って?
日常的にパソコンを使用する中高年の方も多くなりましたが、自分の死後、パソコンに残ったデータや個人情報はどうなるのか?とお悩みの人も増えてきていることかと思います。
そこで今回は「デジタル遺品」の整理や処分方法などをご紹介しましょう。
まずデジタル遺品とはデジタル遺品とは、衣類・蔵書・コレクション・日用品など、ものとして残された遺品ではなく、「デジタルデータ」として残されたものです。
故人が撮影した写真や、故人が描いたイラスト、故人が書いた文章や日記などをハードディスクに保存しているデータや趣味でダウンロードしたものなどが当てはまります。
さらに、メールのやりとりの中には、ほかの人に見てほしくないものや、遺族が知りたくなかった情報などもあるでしょう。
趣味で開設していたブログやSNSなども注意が必要です。
最近は、もし自分に何かあったときに、家族に迷惑をかけないようにするための生前整理を行う人が増えてきました。
スマートフォンやパソコンに残されているさまざまなデータやメールのやりとりは、たとえ家族といえども見せたくないものがあります。
「家族に見せたくないな」と思うデータは、思いきって定期的に消去しましょう。
もしも、インターネットバンキングなどを利用している場合は、パスワードを生前整理ノートに書いておきましょう。
もちろん、趣味のサイトやショッピングサイト、SNSなど、利用しているサイトのパスワードも記入しておいてください。
ネットで管理する方法もありますが、パスワード管理ツールは完璧ではありません。
不幸にも、事故や病気で家族が突然亡くなってしまった場合や、高齢の家族が、認知症になっていて記録力が低下してしまった場合は、パソコンやスマートフォンのデータと本体は、残された遺族が整理を行う必要があります。
パソコンのことはよくわからなく、どうしていいか迷っている人は、各サービスのお客さまセンターなどの電話番号に連絡をしたり、デジタル遺品整理業者に頼んでみるのがよいでしょう。
故人のパソコンを廃棄処分したいけれど、個人情報がもれるが心配で自分でどうやってデータを消していいかわからない!という方は、データの処理がしっかり終了すれば、あとは不良品回収業者にお任せすることをおススメします。
インターネットが普及している現代に、自分が亡くなったときのことを考えて、デジタル遺品の整理を考えてみませんか?