2016.05.25
意外と知らない正しいガスボンベの扱い方
カセットコンロやカセットストーブなど、ガスボンベは、非常に活躍の場が増えてきているので皆さんも一度は使ったことがあるともあると思われます。
しかし、正しい取り扱い方はあまり知られていません。
便利なガスボンベですが、重大な事故の可能性もあるため取り扱いには注意が必要になります。
今回は、カセットガスボンベの保管期限や保管場所を確認して安全に使用する方法について、ご紹介します。
まずは使用期限です。
カセットコンロなどで使用するガスボンベの使用期限は6~7年目安です。
中のガスは劣化することがないため、ガスそのものには寿命はないのですが、「容器の寿命」による使用期限があるのです。
容器が劣化することによる影響は、ガス漏れによる発火、爆発などの危険性があるため使用期限は必ず守りましょう。
使用期限を知るためには、製造年月日を知ることが大切です
ガスボンベの製造年月日は、メーカー統一表示の場合「20151101」というような数字がガスボンベの底に記載してあり、2015年11月1日に製造したことが分かります。
平成25年以前のガスボンベの場合、メーカーによって製造年月日の表記がことなるのでメーカーのホームページなどで確認しましょう。
次に、保管するときの注意点です。
ガスボンベをキッチンなどで保管する方も多いと思いますが、キッチンは湿気や塩分など鉄のサビの原因となるものが数多くあり、ガスボンベの容器は鉄でできているため、湿気によってサビが生じてしまいます。
サビによってガスボンベの容器が劣化することで、ガス漏れの危険性が高まりますので、ガスボンベは湿気の少ない場所で保管するようにしましょう。
ガスボンベの中には、圧力をかけて液化し、高温になることで膨張する性質を持っているガスが入っています。
通常、使用しているときに、ガスボンベが爆発するということはありませんが、高温の空間に長時間放置することで内部が危険な状態まで膨張し、最悪の場合には破裂・爆発の可能性もあるのです。
実際、使用方法や保管方法を間違えたことによる、破裂・爆発事故の報告も数多くあります。
爆発事故は、使用中にガスボンベを熱してしまうことによる事故がほとんどですが、一部で熱い車内や室内に放置したことによる事故もあるのです。
ガスボンベは40度以上で破裂・爆発の危険性が高まるので、特に夏場の保管場所には注意しましょう。
さまざまなシーンで活躍するガスコンロですが、燃料であるガスボンベの使用方法や保管方法には注意が必要です。
ガスボンベを便利に利用するためにも、使用方法と保管場所に注意してください。