2015.11.28
不用品と不要品の違いとは
ふようひんと聞いて不要品と不用品の二種類があることをご存知でしょうか。
必要なくなった物や壊れて使うことが出来なくなった物の事を「ふようひん」と言いますが、漢字では不用品と不要品という2種類で表すことが出来ます。
不要品と不用品の違いは使用している漢字だけではありません。
意味も違っているのです。
まず、不用品は一般的には使用することが出来ない物、壊れている物を表す時に用いられます。
そして、不要品は必要としない物、使用することが出来る物との意味で用いられます。
粗大ごみなどの回収を依頼する際には、どちらを記入しても良いようです。
壊れていた場合であっても、引き取ってもらうことが出来ないというわけではないためです。
ただし、寄付やリサイクルショップに引き取りを依頼する場合には、回収後使用することを前提としていますので、不要品のみの引き取りとなる場合がほとんどです。
まず、不要品とは、使わなくなった要らない物を意味しています。
壊れたジャンク品ではありません。
なので譲る場合や、バザーなどに出す場合はこちらの文字にしなければなりませんね。
一方の「不用品」とは、用いることができない物、要するに壊れている物・ジャンク品という意味です。
壊れたものや使えるが使い手がいない場合などにもこちらが使われますね。
文章を書くときなどに間違った使い方をすることがあるので注意が必要です。
不要品のほうはジャンク品ではないので、リサイクルに出して使用することができる商品を意味しています。
廃品回収業者が、不用品を回収しますと言っている場合は、壊れたガラクタでも回収しますと言っていることになります。
しかし不用品と言われても不要品を渡している場合もあります。
パソコン、プリンター、エアコン、テレビ、ビデオ(DVD)デッキ、タンス、食器棚、ベッド、楽器等です。
物によっては不用品業者が買い取ってくれる場合もあります。
自分にとっては不用品でも、業者から見てみれば不要品という場合があります。
特に古いアンティークのものは趣味で集めている人も多いので需要が高いとされています。
壊れていて不用品として回収してもらうつもりが買取が付く場合もあるので、
業者に依頼する時に古い物に関心がある業者を選ぶと言うのも方法ですね。
こうした意味の違いがあるので、自分が言おうとしている「ふようひん」とは、どちらなのかを考えて使い分けることが必要となります。
気になった場合は業者のホームページ等を確認してみてはいかがでしょうか。